こんばんは。
4月2日、旗坂野営地の偵察に行ってまいりました。
おさびし山のうたという僕のブログのタイトルですが、ムーミンに出てくるスナフキンの歌から名前を付けました。
YouTubeなんかで検索してみると曲が出てきます。
以下歌詞・・・
雨に濡れ立つ おさびし山よ
われに語れ 君の涙のその訳を
雪降り積む おさびし山よ
われに語れ 君の強さのその訳を
夕日に浮かぶ おさびし山よ
われに語れ 君の笑顔のその訳を
さて僕がイメージしているおさびし山という山は船形山の登山口であるここ旗坂野営地の事を指しています。
アクセスも悪いせいかほとんど人がおらず、夏でも鬱蒼としていて1年中なんかこう、じめっとして寂しい感じです。
しかし豊かなブナの原生林渓流沿いにあり、岩魚も釣れるし野鳥も沢山いるし、僕はどこのキャンプ場よりも好きです。
なんせ生まれて初めてキャンプした場所なんです。
僕がまだ幼稚園の頃、父親に連れられて初めてここでテント泊をしました。
当時はアウトドア用品もろくなものがなくて、じめっとしてて湿気がすごいし、おまけに雨が降ってきてテント内に浸水しました。
夜中、テントのまわりに父親がスコップで堀を作っていたのを鮮明に憶えています。
あんまりいい環境ではなかったけれど、初めてのアウトドア活動にトラブルさえも楽しかった。
三つ子の魂百までという言葉の通り、今の僕の人格形成になんらかの影響を与えた場所である事は間違いありません。
一応炊事場とか水洗トイレもあるんですぜ!!今はね!!
「ごらんのとおりの場所ですから、専門に管理することができません」
ごらんのとおりって・・・。
ごらんのとおりってなんじゃい!!!!
自虐ネタは僕だけでいいんですよ。
火床も色々な所にあって、火事に気をつけて汚さないようにすれば直火も禁止されてはいません。
ワイルドな野営を楽しめるというわけです。
年から年中霧が立ち込めていて、夜中に崖の上から白いモヤモヤがこっちをみているのは確定的に明らか。
雨が降っていて、乾いた薪などなかったので、ゴミ箱に捨てられていた木片を割って焚き火をします。
しかしファイヤーボックスは素晴らしい。
木材があまり乾いてなくてもこんなに剛炎になり、すぐお湯がわく。
煤だらけになるけどね。
真っ黒の煤、それすらもかっこいいんです。
真っ黒の長靴、それすらもかっこいいんです。
26年ぶりに買ったビックリマンシールはなぜかわけのわからないセットが当たりました。
旗坂にこんなモンスターがいてもおかしくないけど。
なんだかここは本当にもやっとしていて、この世とあの世の境界線だという感じがするよ。
けどとても綺麗で懐かしいから大好きなんです。
1人で泊るのは結構怖いけど。
今度ペグと一緒に来よう。
毎年雪が解ける頃になると偵察に来るのですが、そろそろいい感じですね。
オチも教訓も特にないですが、今回はこれでおしまい。
素晴らしい所なので、この記事を読んで下さった方、まだ来た事がないならいつの日か足を運んでみてください。
それではまた。
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