青空とランタンとコーヒー

おさびし山のシュウ

2017年06月12日 22:28

こんばんは。

また前回のエントリーから大分時間が経ってしまいました。

もうこのブログを読んでくださっている人は居ないかもしれませんが、記事を書いてみようと思います。


コメントやメッセージをくださった方、ありがとうございました。

返信できず申し訳ありませんでした。

色々大変なこともあるけれど、僕は元気です。


記事を書いていない間も黙々とキャンプには行っていました。

人類の進化を阻むもっとも根絶すべき病であり、

また僕の生まれつきの持病である「全てがめんどくさい」病が再発し、

それの影響のせいかカメラ持っていくのがおっくうになり、

特段記事にするようなおしゃれで素敵なキャンプというよりも、

石で肉を焼いて手で食べて、枝を振りまわしたり歌ったり(完ソロ時)、

寝るときはパンツ一丁で寝袋にくるまったり(完ソロ時)、おしりをアブに刺されたりしかしてなかったので、

なかなか記事を書く事ができなかったのです。



さてさて去る6月6日、またまた近所のダムへキャンプしに行ってきました。















ちなみにしれっと車をジムニーから乗り換えました。

今度の相棒はスバル・レヴォーグSTIスポーツです。

2000ccターボ300馬力ボクサーエンジン今時燃費を気にしないハイオク仕様のマッチョな輩です。

ジムニーのように林道には行けないけど、代わりに遠くまで行く事ができます。

荷物も沢山積めるし、地面と磁石でくっついているんじゃないかなって感じで滑らかに這うように走るし、

見た目のかっこよさは無類であります。

高速道路を運転すると圧倒的パワーに脳から汁が出ます。

僕は興奮できればそれでいいんです。

燃費なんてどうでも。
























アメリカ軍、パップテントをポール無しのリッジラインで張ってみました。

木と木の間に8ミリのロープを渡し、エバンスノットと三重にしたトラッカーヒッチで強めのリッジラインを作り、

そこに三角の頂点の部分、ボタンで止めた所を渡してペグダウンしました。

幕体が重く多分パラコードだと負荷が強いので8ミリのロープ。

隅に落ちていた枝を使って前を跳ね上げてみました。

いつも思うんですが、パップテントをポールで立てるのって、1人だとめんどくさい。

リッジラインだと渡す木が必要ですけれど、ポール無しで中もとても広く使えるし、設営が楽です。

雨の日は多分死亡だと思いますけど、雨の降る日は使わなければいいのです。



































このテントから見る景色はわくわくします。秘密基地っぽくてとても。

煤だらけのペトロマックスのストームランタンを掃除したり、本読んだり、昼寝したり。

ストームランタン、絶版なので大切にしなきゃないですね。

とても好きなんです、優しい灯りが。











なんだか侵入者がいたんですけど、これカメムシですかね?

カメムシはちょっと憎き相手なんですが、脱皮したてかすごく綺麗でした。



ビールを浴びるくらい飲んで、鳥の声を聞いて、空を見ていると、

考え過ぎて落ち込んだり悩んだりする事がとても小さく思えてきます。



生きていく事で、辛い事や嫌な事が7割くらい。

面倒な事が解決したり、嫌な事が終わったとしても、

またそれが繰り返しループする。

幸せに生きていても、普通の生活を送っていても、きっとそれはずっと続く事で、

解決できる事は永遠にないんじゃないかな。


それじゃ何のために生きているのかわからない。

けどこうして生きていけるのは、目の前にぼーっと光る根拠のない希望があるからです。











晩ごはんは知り合いからいただいた軍隊の戦闘食です。

せっかく軍物のテントを張っている事だし、食事もそれっぽい雰囲気あるものを食べてみたかった・・・。






































戦闘食キットの中身はハンバーグとドライカレー、さらになんだか白米も入ってました。

多分めっちゃカロリーが高いんでしょうね。

あと缶詰のコーンミート。

どれも味が濃くて、はっきりいってウマい。

こういう食事に憧れがあるからかも知れないけれど、かなりウマかったです。

なんていうか、宇宙展にいって購入した宇宙食が妙にウマく感じる的な。

味が濃いのでビールも沢山飲んでしまい、日暮れと共に酔いも進みました。






酔っていたのでリンゴもウサギちゃんじゃなくてカメムシみたいな形になった。

モーラのネックナイフであるエルドリスを購入してみたんですけど、これいいですね。

切れ味がいいし、なんたってかわいいんです。

かわいいは正義です。

古いな。















誰もいない牛野ダムで焚き火を見つめることは、とても有意義な事です。


人生の7割は辛い事ですが、いいかえれば3割は良い事です。

きっとその7割があるからこそ、その3割を楽しむ事ができるんだと思う。

希望があるからこそ人は生きていける。

いつか僕もその希望を与えられる人間になれればいいな。

鮮やかな面影を見失ったとしても、喪失に飲まれたとしても、

それでもそばでぼーっと輝く希望になれればいいな。

オイルランタンの暗く優しい灯りのように。

憂鬱な梅雨の五月雨にうたれたとしても、

こんな素晴らしく月が綺麗な夜もあるのだから。


なんちゃって。























翌朝はキャンティーンカップで炊飯してイナバイエローとグリーンにて朝食です。

元気に1.5合のご飯をむさぼり食べました。














朝の散歩したりコーヒーのんだり。

最近ハマってるレンメルコーヒーです。

スウェーデンの猟師や林業の方が昔飲んでいたコーヒーで、

ローストした荒挽きコーヒー粉をそのままヤカンにいれて焚き火でグツグツ煮出す手法。

下に粉が沈んでから飲むんですが、これがまたウマいんです。

元気が出ます。








リンゴの剥き方がカメムシなのは、酔っていたからじゃなかったんじゃないか。








そんなこんなで、今回も楽しいキャンプを送る事ができました。

とても楽しかった。



言い様のない不安で胸の奥をかきむしられる日々も、

例えその繰り返しだったとしても、

こんな楽しい日があるから、

こんな根拠のない希望があるから、

しんどくても、はにかんで笑っていられます。


とっておきのレンメルコーヒーを淹れてあげるから元気になろう。

苦いのがイヤなら、たっぷりと砂糖とミルクをいれて。




それではまた!




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